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精力剤は性欲促進に効果があるの?効果を実感できる人とできない人がいる理由

夜の悩み
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精力剤を使用したことがある方に話しを聞くと、「効果が無かった」という意見をよく聞きます。

実際に効果があるのか、また、効果を実感出来る人と、出来ない人では、どのような理由で違いがあるのか紹介したいと思います。

直接性欲に作用する薬はない?

まず、精力剤というのは、性的な興奮を高めたり、催淫作用はありません。

媚薬のような効果を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、そのようなものではありません。

疲労やストレス、うつ症状など、心身が不健康な状態の時、性欲が減退する傾向にあります。

そこで、性欲減退に繋がる心身の不調を改善するために、自身の身体に不足している栄養や成分を摂取できるものが精力剤です。

一人一人の身体の状態によって必要な成分は異なる

精力剤といっても、自身の症状や、性欲不振に陥っている原因に合わせて、使い分けが重要です。

例えば、栄養ドリンクを購入する時でも、仕事で疲れている時に飲むものであれば、疲労回復に効果があるものを飲んだり、お酒の飲み会前であれば、肝臓の働きを助ける効果があるものなど、違う栄養ドリンクを選んでいませんか?

同じように精力剤を使用する時にも、自身の状態によって、使い分けなければ、実感できる効果は得られないでしょう。

自分の身体にとって、特に不足していない成分を摂取しても効果は少ないですし、自分の身体が必要としている成分が、必ずしも精力剤に含まれているとは限りません。

一人一人、不足している成分や、身体の状態は異なるため、「この精力剤は効果があった」「全く効果を感じられなかった」と意見が分かれてしまうことは、当然のことなのです。

どのように精力剤を選べばよい?

適切な成分を補うためには、医師などの専門家の意見を聞くのが一番だと思います。
また、医師や薬剤師でないと取り扱えない薬などもあります。

医師の診察を受けられない、受けるつもりが無い方は、性欲の低下以外に、自覚している身体の不調から、必要な成分を予測してはいかがでしょうか。

また、購入した精力剤に効果を実感できなければ、別のものに切り替えた方が良いでしょう。

成分を摂取したときの効果を検証する研究や治験などでは、2ヶ月~3ヶ月の期間を区切りとして、効果の有無を判定することが多いため、同じように2ヶ月~3ヶ月同じ商品を試してみて、効果が無ければ別の商品に切り替えましょう。

以下では、精力剤によく含まれている成分を紹介します。
自分に当てはまる症状の改善が期待できる成分を摂取できるものを選ぶと良いでしょう。

精力剤によく含まれている成分

医薬品

以下は、医薬品に分類される商品にしか含まれておらず、サプリなどには含まれない成分です。

テストステロン(メチルテストステロン)

テストステロンは男性ホルモンの一種です。

テストステロンの分泌は、加齢により減少していきます。また、睡眠不足や運動不足、ストレスの蓄積によっても減少することがあります。

性欲の低下以外に、倦怠感やイライラ、疲労感を感じたり、何となく体調が悪いと言った不定愁訴の症状が現れている場合は、テストステロンの分泌不足が原因かもしれません。

タウリン

タウリンが不足した場合、高血圧や動脈硬化といった、生活習慣病を患う可能性が高まると言われています。

また、タウリン不足が原因で、視力の低下に繋がると報告している研究もあり、タウリンの働きは多岐に渡ります。

これらの症状は、長期間の経過によって現れる症状のため、タウリン不足が原因であると気付くことは少ないかもしれません。

精力剤に良く含まれている理由は、科学的な根拠は明確になっていませんが、タウリンが、疲労回復にも効果があると考えられているためです。

医薬品以外

以下は、医薬品以外の健康食品やサプリにも含まれている成分です。

アルギニン

非必須アミノ酸と呼ばれる、体内で合成可能なアミノ酸の一つで、成長ホルモンを促す働きがあります。

不足すると、傷の治りが遅かったり、運動をしても筋肉が付きづらくなります。

また、免疫力の低下や、疲労が中々取れないことも、アルギニンが不足していることが、原因の場合もあります。

なお、成長ホルモンは、就寝中に多く分泌されるされるため、就寝前に摂取することが効果的です。

亜鉛

亜鉛が不足すると、精子の生成や働きが悪くなったり、テストステロンの分泌が減少してしまうことがあります。

テストステロンの働きは前述したとおりです。

他に、免疫力の低下や、肌が荒れてしまったり、稀に味覚障害が起こることもあります。

不足している方が摂取することで、男性ホルモンであるテストステロンの分泌を助ける働きがありますが、必要以上に摂取しても効果はなく、過剰摂取で健康被害が生じる可能性もあります。

シトルリン

シトルリンは、血管を拡張する作用があると言われています。

摂取することで、血行が良くなり、冷え性の改善を期待できます。

ただし、血管の拡張作用と言っても、男性のED治療に使用できるほどではないとも言われています。

精力剤に含まれているマカやクラチャイダムとは?

精力剤の説明には、アルギニンなどの成分と併記して、マカやクラチャイダムが配合されていると、記載されていることが多く、成分の一つと勘違いしてしまうかもしれませんが、マカやクラチャイダムは、成分ではなく栄養価の高い植物の名前です。

マカ

マカの特長は、アルギニンを含む16種類ものアミノ酸がバランスよく含まれていることが特長です。
他にも鉄分やカルシウム、亜鉛が含まれています。

精力剤として注目される理由は、原産地のペルーで昔から滋養強壮効果のある食べ物と、認識されていたこともありますが、アミノ酸をバランスよく摂取することで、心身の健康を保てるためです。

アミノ酸が不足すると、気力が低下したり、貧血や冷え性、疲れやすい、免疫力の低下など様々な影響が体に現われることがあります。

クラチャイダム

クラチャイダムは、宣伝文句として、マカと比較されることが多いです。

「マカと比較して、3~4倍のアルギニンが含まれている」ことや、「グルタミン酸が多く含まれている」と言われています。

ただし、アミノ酸には20の種類があり、バランスよく摂取することが大切です。

20種類のアミノ酸の内、1つの成分を大量に摂取しても、不足している成分があれば、十分に活用されません。

また、アルギニンは、非必須アミノ酸と言って、体内でも合成可能なアミノ酸です。

アルギニンも身体にとって、重要な役割をする成分ではありますが、必須アミノ酸をバランスよく摂取することも大事です。

使用する場合は効果について納得できる商品がよい

精力剤の作用について、自身で納得して使用している場合と、していない場合とでは、実感できる効果に差が出ることもあります。

プラセボ効果といって、効果に納得して効く精力剤だと思って使用すれば、効果を実感しやすくなる場合もあります。

それほど、思い込みの力の影響は強いため、自分が納得できる精力剤を使用しましょう。

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